最終更新日 2023年6月14日
精神障害を抱えている人の中には、どうにかして社会との繋がりたい、自立することができるようになりたいと考えている人も多いはずです。
また、障害を抱えている本人だけではなく、両親や兄弟が将来を心配しているケースも多いと言えます。
そういった場合には、就労移行支援やグループホームなどのサービスを利用しながら社会との繋がりを持ったり、働けるように訓練したりすることが可能です。
あん福祉会とは
NPO法人であるあん福祉会は、東京都小金井市で精神障害者を支援する事業を営んでいます。
就労移行支援や就労継続支援B型事業、グループホーム事業などを手掛けており、実際に多くの人が利用していることを知っておくと良いです。
デイケアサービスも提供しているので、まずは気軽に交流の場を持ちたいという場合にもピッタリだと言えます。
あん福祉会を利用することにはたくさんのメリットがあるので、自分自身が利用したい場合や家族に利用してほしい場合は、特徴や魅力を知ることから始めてみると良いでしょう。
精神障害を持っている人が就労するための支援を受けることができる
もしも、あん福祉会を利用するのであれば、精神障害を持っている人が就労するための支援を受けることができます。
就労移行支援や就労継続支援B型を利用すれば、様々な業務を通して社会に出て働くための力を養っていくことが可能です。
たとえば、事務作業では図書館内の書籍配架作業や新聞整理作業、書誌入力作業などを行うことができます。
飲食接客を経験することもでき、提携する喫茶店で作業を行い、対人関係についてのトレーニングを行うことも可能です。
事務作業や接客業を通して集中力を高めたり、他の人と関わるスキルを身につけたりすることができます。
もちろん、各種仕事を体験することができるだけではなく、社会に出るときに必要とされることが多いPCの操作訓練、ハローワークの登録同行支援などを受けることも可能です。
外部実習も豊富なので多彩な経験を通して働くための準備をすることができますし、就職活動を始めるときにはビジネスマナーを教わったり、履歴書の添削や面接練習を行ってもらうこともできます。
無事就職することができた場合は、職場に定着できるようにするための支援を受けることもできるので、就職が終了すれば関係が終わりと言うわけではなく安心です。
精神障害を抱えている人が利用できるグループホームもある
精神障害を抱えている人が利用できるグループホームもあります。
人気が高いので部屋に空きが出るまで待たなければならないこともありますが、グループホームに入居すれば自立した生活の実現に近づくことが可能です。
実家で生活しているままでは自立することができない、安心して頼れる人がいないという場合に入居することが推奨されており、入居者と交流を行ったりスタッフから支援を得たりしながら自立を目指すことができます。
入居条件に当てはまる人であれば、入居を希望することが可能です。
実際に入居することが決定したときには、完全個室の自分の部屋を得ることができます。
マンション全体がグループホームとなっており、その1室が自分の部屋になるとイメージすると良いです。
部屋は洋室6畳にトイレやお風呂、キッチンがついているので、一般的なひとり暮らしと同じような生活空間を得ることができます。
台所は広々としているので、この場所にイスやテーブルを設置することができますし、バルコニーがあるので洗濯物を干すことも可能です。
グループホームと聞くと設備が不十分で生活や行動が制限されてしまいそうだと感じるかもしれませんが、あん福祉会のものは快適な生活が送れるようになっています。
火災報知機や見守りサポートも完備しているので、いざというときにも迅速な対応が得られるので安心です。
デイケアプログラムを利用するメリット
デイケアプログラムを利用するのであれば、気軽に精神疾患を持つ人と交流を深めたり、自宅から出て様々な活動を行ったりすることができます。
病院と自宅との往復になってしまう人も少なくありませんが、生活を変えたいと考えているのであればあん福祉会のデイケアプログラムが魅力的です。
定期的に様々なプログラムが実施されており、ダンスや体操で身体を動かすことがあれば、工作や芸術活動を通して手先を動かすケースもあります。
支援を受けながら調理をしたり、テーマに沿ってカフェで話したりするケースもあることを知っておくと良いです。
ときにはカラオケなどのイベントが開催されることもあり、楽しみながら社会との繋がりを持つことができる工夫が施されています。
まとめ
このように、あん福祉会では精神障害を持つ人が社会と繋がりを持つため、自立して働くためのたくさんのサービスを提供しているので、気になるものがあれば利用することを検討してみると良いです。
利用するサービスごとに条件が異なるので、公式ホームページで確かめたり問い合わせを行ったりしてみたりすることをおすすめします。
充実したサポートを受けることができるので、まずは相談や見学から行ってみると良いでしょう。
参考リンク
あん福祉会の求人情報