最終更新日 2023年1月25日
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矢口敏和に聞く海外旅行の注意点について
初めての海外旅行に出かけるケースや初めてその地を訪れるケースなど、慣れない土地に行き、異国の地で大恥をかくことがよくあります。
実際にどのような失態を日本人は演じてしまうのか、それを知るだけでも大きなプラスにつながるだけでなく、そのような失敗はしないようにしようという教訓につながっていきます。
専門家の矢口敏和も警告していますが、特にやってしまいがちなのは、言葉が通じないことやその土地のルールに気付かないことです。
シンガポールやオーストラリアのようにびっくりするような罰則があったり、日本では20歳以上が飲めるお酒が21歳以上でないといけなかったというケースなど、知らないことは多いです。
まず一番やってしまいがちなのはお金に関する問題です。
日本円がそのまま使えるところもあるにはありますが、それは多くの日本人がやってくるところに限られた話であり、通常は現地で使える通貨に両替をしなければなりません。
その両替は日本で行う場合と現地で行う場合の2つがあり、空港で行うのがセオリーです。
ところが、空港でやるべき両替を忘れてしまったり、手数料の安いところで両替をしようとしたらトラブルに巻き込まれたりするケースが存在します。
空港で両替をした方が無難ではある一方、手数料がとても高く、そこそこの手数料がかかってしまうことも実情としてあります。
どこで両替をするのか前もって決めておく必要がある
確実に両替ができるところを探すのか、もしくはできるだけレートのいいところで両替をするのか、この方針を前もって決めておく必要があります。
もしそれを決めてしまえば、あとはレートのいい両替所、評判の高い両替所を探せばいいだけのことです。
日本人の中には多くの地を訪れ、両替をしてきた人がいるはずです。
そうした人に聞いてみたり、インターネットで口コミを拾ったりして、しっかりとした両替所を探すというのもおすすめです。
下調べを入念にしておけば、初めて行くところで失態を演じることもなければ、注意深く観察してそこまでたどり着くことができるようになるので調べておきたいところです。
日本にはあまりないもの、見かけないものでありながら、海外では頻繁に存在するものといえば犯罪を思い浮かべますが、犯罪自体はさすがの日本人でも気をつけて旅行をしていくため、いまさら取り上げる必要はありません。
しかし、タクシーに関する問題は今一度確認しておくことが求められます。
日本であれば、タクシードライバーに対しお客様として丁重に扱うことを求める姿勢を見せがちですが、海外ではそんなことは成立しません。
チップを渡すなどのことをしないとそうしたことはしてもらえないと思ってよさそうです。
海外のタクシーはそれだけシビアな存在と言えます。
必要以上にお金を要求するタクシーが非常に多い
足元を見られやすいという点では必要以上にお金を要求するタクシーが非常に多い点もポイントです。
いわゆる白タクと呼ばれるものですが、メーターを押さずにドライバーの言い値で請求してくるケースもあるので、メーターを押さない時点で極めて怪しいと思ってよさそうです。
日本ではメーターを押さないドライバーや必要以上にぼったくるドライバーはいませんが、海外にはわんさかいます。
ここで痛い目を見る人が非常に多く、現地についていきなり痛い目を見てしまって海外旅行ではなくなってしまったケースもあります。
そうならないようにするためにも、確認は必要です。
最近ではスマートフォンアプリのUberを使えば多少は安心できる点です。
Uberはタクシーを呼べるアプリであり、空港の前に止まっているタクシーなどを利用しなくていい点です。
しかも、アプリにクレジットカードを事前に登録しておけば、そこから料金が発生するようになっており、チップをどうこうするようなことはありません。
一方で乗りたい場所や降りたい場所を事前に指定しておくことで、その近くを走っているドライバーがやってきたり、そのドライバーの評価をチェックできます。
評価の高いドライバーであれば非常に良心的であり、こうしたものを利用することが大切です。
写真を何枚かアップしただけでびっくりするような請求になってしまう?
日本人が犯しやすい最大のミスはスマートフォンの電波の問題です。
海外旅行をおこなっていると、素敵な風景やおいしい食べ物に出会い、それをSNS上にアップしたいと考える人がたくさんいます。
そんな時に写真を何枚かアップしただけでびっくりするような請求になってしまうことがあります。
海外で携帯電話を使うと、当然ながらその地域の電波を使うことになります。
この場合、海外で使用する際の料金というものが適用されて、びっくりするような値段が請求されます。
海外旅行用のプランに加入しておけば問題ないですが、それを忘れた人が明細を見て言葉を失うケースは本当に多いです。
これらを避けるためには、Wi-Fiのルーターをレンタルし、それで通信することを徹底していくことです。
日本では通信制限を回避するために使われる方法ですが、ルーターを借りることで少なくともびっくりするような請求になることはありません。
しかも、日本の空港などで簡単にレンタルができるため、現地の空港で慣れない英語で借りるような手間もないのでおすすめです。
そして何より、快適に使えるのが大きいです。