ドラマのエキストラの意外な大変さとは

最終更新日 2023年1月25日

エキストラについて

ドラマをより良いものにするためには、エキストラの存在が欠かせません。

実際にエキストラになるためにはテレビ局などで募集されている案内を確認し、自ら応募するのが一般的です。

あるいはリードワンプロモーションなどの芸能事務所などで募集をしています。

もちろん参加者の中には将来的にプロの役者になりたいと考え応募する人もいれば、憧れの芸能人に会えるからという理由で応募する人もいるでしょう。

しかし仮にどのような動機を持っていたとしても、エキストラの仕事は意外と大変なのです。

その理由として、まずドラマごとの決まりを守らなければなりません。

これは各募集要項にも明確に記載されているのですが、参加当日にはこういう服装や髪型で来てくださいという指定があります。

これは現場の方で用意してくれるものではないため、場合によっては洋服を新調したり髪の毛を染めたりする必要も出てきます。

そういったことに掛かる費用は全て自腹ですから、参加が決まった後に思わぬ出費という可能性も考慮しなければなりません。

更にお金のことで言えば、エキストラは基本的にボランティアです。

つまりはノーギャラの現場がほとんどということになります。

たまに交通費やお弁当の支給をしてくれることもありますが、それは珍しいことなのです。

演技の経験値を積むために参加するのであれば大丈夫でしょうが、ちゃんとした仕事のつもりで参加するのであれば十分注意しておきましょう。

終了時間が正確ではないことも大変

もう1つ、終了時間が正確ではないことも大変な点です。

例えばドラマの撮影が屋外で行われているとき、突然の天候の変化で長時間の中断になることがあります。

あるいは役者のNGや機材トラブルなどによっても、撮影は長引くかも知れません。

リードワンプロモーションの社長もそういったことはよくあると言っています。

そうしたハプニングがいつどのようなタイミングで起こるか分からないため、最終的にどれほどの参加時間になるのかが想定できないのです。

最初30分間と聞いていた時間が、結局1時間以上になったという話も珍しくありません。

参加後に別の予定を入れていても首尾良く行くとは限りませんから、これも大きな注意点です。

秘密厳守なことも、意外と大変です。

今の時代は気軽にSNSで情報発信ができますが、エキストラとして採用されても一切ドラマの内容などを口外してはいけません。

万が一これをして拡散されてしまうと、制作側から訴えられるリスクまであるのです。

ドラマの現場に立ち会っても、口を堅く結んでおくのがルールです。

テレビでよく目にする芸能人に会えた喜びがあったとしても、その回の放送後までは絶対に喋らないようにしましょう。

 

(参考)
リードワンプロモーション