ドッグフードは市販と手作り—どちらが良いのか?

最終更新日 2023年6月14日

愛犬には、なるべく良いものを食べさせてあげたいという気持ちは、愛犬家であるなら誰でも同じだと思います。
こうした観点から、愛犬のためにドッグフードを手作りするという人もいらっしゃるようです。
では、手作りのドッグフードと市販の物とはどちらが良いのでしょうか?

結論から言うと、市販の物の方が良いと言えます。(ケースバイケースではありますが)
その理由を説明します。

まず、市販のドッグフードについては、優良なドッグフードに限りますが、きちんと栄養価が研究され、考慮されて作られていますので、そのドッグフードを食べることで、ワンちゃんは健康を保ち易くなります。

つまり、栄養バランスの良い食事をとれるというわけです。

しかし自宅で、自分の手でドッグフードを作ると、愛犬が好きなものだけを与えるようになってしまったり、偏った栄養バランスになってしまいがちです。

例えば、愛犬がいつも特定の材料を食べてくれない時には、その変わりになるものを選ばなければいけませんが、そうするためには栄養学を理解していなければいけません。

その知識がない限り、正しい食事を作ることは難しいといえます。危険な食べ物を与える可能性もありますから。
しかし、市販のドッグフードに関しては、こうした栄養学の観点からも研究が行われていますので、少なくとも栄養不足になってしまうことは避けられます。

そして、手作りのドッグフードが栄養バランスの面で問題があるということは、栄養を摂りすぎてしまうという可能性もあるということです。

人間でも栄養やカロリーの取りすぎは、肥満へつながっていきます。
これは犬にとっても、まったく同じであるということです。

好きなものをいつも準備したり、犬自身が食べたくないものを決められるような手づくりのドッグフードでは、栄養過多に陥る可能性も高くなっていきます。
実際、肥満になっている多くの犬は、飼い主自作のペットフードを食べているというケースがみられます。

ですから、ドッグフードに関しては、優良な市販のものを利用するようにしましょう。
但し、1点のみ考慮することができます。

飼い主がきちんと栄養について理解しているのであれば、その飼い主が作るドッグフードは、市販のドッグフードを大きく上回る「良いドッグフード」ということになります。

本気でワンちゃんのことを考えて、真剣に勉強をするのであれば、手作りのドッグフードも考えることのできるものです。
しかし、栄養バランスを考えると、高い材料も含める必要がありますので、結果的にドッグフードが非常に高価になってしまうこともあります。

 

カナガンドッグフード